今回は、カブトムシの飼育ケースの大きさについての話です。
「カブトムシの飼育ケースの大きさはどのくらいが適切なのか」
「結局、何匹飼うならどの大きさのケースかを知りたい」
そんなふうに思うこともあるのではないでしょうか。
最適な飼育ケースの大きさってよくわかりませんよね。
ケースが大きすぎて問題になることは基本的にありません。
まぁ、人間の場合で想像しますと、、、
ワンルームマンションに6人一緒に暮らすってキツいと思いますが、
一人暮らしの場合に3LDKだと広すぎて暮らせないなんてことはないはずです。
まぁ、そのぶん無駄に高い家賃を払うことになるわけですが。
同じように、カブトムシ飼育でも大きいケースの場合は、
土の量も多くなりますし、
のぼり木も多く入れてやる必要がありますし、
ケースが大きいので場所もとります。
そのため、ケースが過剰に大きいとコスト面で無駄が生じていることになります。
飼育方針によってさまざまだが、だいたい以下のイメージ
- 長生き最優先 → 個室飼育 → 小さいケースでもOK(SSサイズ以上)
- 大事に繁殖 → オス&メス1匹ずつ → Sサイズ
- にぎやかに楽しむ → 同じケースに3匹以上 → Mサイズ以上
※備考: サイズ(SS、S、M 等)はSANKOのクリーンケースの場合
まずは飼育方針を決めましょう
まずは、
(1) とにかく長生きさせたい
(2) 繁殖させて幼虫を育てたい
(3) にぎやかに楽しみたい
のどれを重視するかによって飼育方針も変わります。
同じ飼育ケース内でたくさんのカブトムシを同居させるか、少数または個別で飼育するか
同じ飼育ケース内でオスとメスを同居させるか、別々にするか
それぞれ、メリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
同じケース内で多くのカブトムシが同居 | カブトムシ同士の関わり合いが観察できる | ケンカ等で傷つく可能性がある |
同じケース内でオスとメスを同居 | 交尾してたまごが生まれる | 交尾によって体力が消耗する |
ワタクシは、飼っているカブトムシが多いこともあり
- 基本的ににぎやかなほうが好き
- 交尾やケンカなど、いろいろな様子を観察したい
という考えでいるため、同じケース内で多くのオスとメスを同居させています。
「(3)にぎやかに楽しみたい」ことを重視してるんですね。
気性の荒いオスが、他のオスやメスをやたらと追い回したり
無理やり交尾しようとしたオスがメスに逃げられたり
そんなシーンを目撃できてたのしいです。
しかし、ワタクシと違って、
とにかく大事に育てたい、
傷ついたり死んだりするのは避けたい、
という場合は完全個室がよいです。
事故なく安全に繁殖させる場合、オス1匹+メス1匹のみを同じ飼育ケースで飼育します。
あるいは、オス1匹+メス2匹という組み合わせもアリです。
↓まとめるとこんな感じです。
重視すること | 同居数 | |
---|---|---|
(1) | とにかく長生きさせたい | 1匹 |
(2) | 繁殖させて幼虫を育てたい | 2~3匹 |
(3) | にぎやかに楽しみたい | 4匹以上 |
飼育ケースのサイズとカブトムシの数
飼育方針を決め、同じケース内でカブトムシを何匹入れるのか決めれば、ケースの大きさは決まります。
超ざっくりですが、だいたい以下のイメージです。
同居カブトムシ数 | 飼育ケースサイズの目安 |
---|---|
1匹 | SSまたはS |
2匹 | S |
3~4匹 | M |
5~6匹 | L |
7~8匹 | XL |
上記のサイズ(SS~XL)は、SANKOのクリーンケースを基準にしています。
実際にご自身がお使いになる予定のケースの大きさをご確認いただくことを忘れないようお願いします。
参考に、メーカーごとの飼育ケースの大きさについての記事がありますので、詳しくはそちらもお読みください。
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カブトムシ飼育ケースの大きさを比べてみた ~メーカーによってサイズが微妙に違います~

まとめ
飼育方針によってさまざまだが、だいたい以下のイメージ
- 長生き最優先 → 個室飼育 → 小さいケースでもOK(SSサイズ以上)
- 大事に繁殖 → オス&メス1匹ずつ → Sサイズ
- にぎやかに楽しむ → 同じケースに3匹以上 → Mサイズ以上
※備考: サイズ(SS、S、M 等)はSANKOのクリーンケースの場合
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