カブトムシを飼育してみると、個体によって微妙に色が違うことに気づきます。
黒いものもあれば茶色いものもいます。
「赤カブト」という言葉を聞いたことあるでしょうか。
人間の髪の色も、真っ黒の人もいれば少し茶色っぽい人もいますよね。
天然の赤毛の人ってどのくらい赤いんでしょうか。
赤カブトってどのくらい赤いのか?
そんな疑問について調べてみました。
カブトムシはどこまで赤くなるのか
赤カブトといっても、どのくらい赤いのか?
リンゴやトマトみたく赤くなるのか?
紅茶みたいな茶色っぽい赤になるのか?
気になります。

普段よく見かけるカブトムシは、
・ほぼ黒
・かなり濃い茶色
の印象が強いです。
ネットで調べてみたら、いた!
すでに実際に赤カブトの繁殖に挑戦している人がいました。
赤っぽいオスと赤っぽいメスを交配させて赤カブトを誕生させる取り組みが、YouTubeで紹介されています。
リンゴやトマトのように赤いわけではないですが、赤褐色というか濃い紅茶のようなキレイな赤茶色のカブトムシがたくさん羽化する様子が収められています。

赤いオスとメスを交配させて、
その子供から再び赤いオスとメスを勾配させ、、、
ということを繰り返した結果、かなり赤い子どもが生まれるんですね。
なぜ赤くなるのか
学術的に研究が行われた結果はみあたりませんが、遺伝子の影響でしょうか。
赤カブトが生まれる理由を仮説志向で考えてみた
子どものころ習った「メンデルの遺伝の法則」を思い出し、以下の仮説を考えてみました。
仮説1:カブトムシの色を決める遺伝子がある
一般的に生物は2個で一組の遺伝子を持っていて、親の双方から1つずつ遺伝子を受け継ぎます。
カブトムシにも体の色を決める遺伝子があり、「B」と「R」の2種類の遺伝子型があると仮定します。
(BはBlackの頭文字、RはRedの頭文字)
仮説2:遺伝子の組み合わせによって体の色が異なる
遺伝子の組み合わせは、BB、BR、RB、RRの4パターンが考えられます。
カブトムシの体の色は、
BB:黒
BR、RB:茶
RR:赤
となると仮定します。
(以後は、BRとRBをまとめてBRと表記します)
推論
仮説1、仮説2をもとに推論してみます。
推論1:親のカブトムシが両方とも茶(BR)の場合
生まれる子どもはBB:BR:RRの比率が1:2:1となります。
つまり、子どもの体の色は「黒:茶:赤=1:2:1」の比率となります。

「♂=BR、♀=BR」の場合、子どもはBB:BR:RB:RR=1:1:1:1となるので。
推論2:親のカブトムシの片方が赤(RR)で片方が茶(BR)の場合
生まれる子どもはBB:BR:RRの比率が0:2:2となります。
つまり、子どもの体の色は茶と赤が半分ずつの比率となります。(黒いものは生まれません)

「♂=BR、♀=RR」の場合、子どもはBR:BR:RR:RR=1:1:1:1となるので。
「♂=RR、♀=BR」の場合も同じです。
推論3:親のカブトムシが両方とも赤(R)の場合
生まれる子どもはBB:BR:RRの比率が0:0:4となります。
つまり、子どもの体の色は全て赤となります。(黒と茶は生まれません)

「♂=RR、♀=RR」の場合、子どもはRR:RR:RR:RR=1:1:1:1となるので。
以上、赤っぽい成虫を選んで交配を繰り返しすことで赤い子どもが生まれる理由を推論してみました。
上記はあくまで素人の推論なので、
「あー、そういう仮説もあるかもね」
という程度に捉えていただければと思います。
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