今回もカブトムシ豆知識のご紹介です。
昆虫っていろんな種類いますよね。ハチだと、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチなどいろいろいます。クワガタだと、オオクワガタ、コクワガタ、ノコギリクワガタなどいろいろいます。
では、カブトムシだとどんな種類がいるんでしょうか。
日本のカブトムシ
日本本土に生息しているカブトムシって何種類くらいだと思いますか?
10種類?
30種類?
100種類?
実は、日本本土(北海道~九州)に生息しているカブトムシは2種類しかいないんです。

「日本本土」ではなく沖縄諸島や奄美諸島などの離島も含めると、サイカブトやクロマルカブトのなかまも住んでいます。
ひとつは、みなさんおなじみの「カブトムシ」、もうひとつは「コカブト」です。
コカブトはカブトムシとは明らかに見た目が違います。ツノが小さくて地味な印象。
<参考>こちらのサイトにコカブトの写真がありました!!! ↓
リンク先 ~ムシミル 村松佳優の昆虫写真図鑑~
https://insect.design/koutyumoku/koganemushika/kokabuto
例えばトンボを見かけたときに「コレって何ていう種類のトンボなんだろう」って疑問がわくことがあるかもしれません。しかし、日本でカブトムシを見かけた場合は迷うことなく「カブトムシ」一択ということになります。わかりやすい!
離島のカブトムシはちょっとだけ違う
「日本のカブトムシは実質的に1種類」ということを述べましたが、実は沖縄や屋久島や種子島のカブトムシは、本土のカブトムシと比べてツノが小さいという特徴があります。
普通のカブトムシの形をしているんですが、身体の部位の大きさの割にはツノが小さいです。

本土から離れて長い期間生息しているうちに、環境に適合して体が変化していったと考えられます。
また、小笠原諸島にはカブトムシはいません。クワガタが3種類ほどいるだけだそうです。
国外にも住んでいるのか
日本でおなじみのいわゆるふつうの「カブトムシ」ですが、日本国内にしかいないのか?
実は、国外にも生息していて、朝鮮半島、台湾、中国、東南アジアなどにも住んでいます。

アジアを中心にグローバルに進出しています!
世界のカブトムシ
世界には約1,600種類のカブトムシがいます。
特に多いのが東南アジアと南アメリカですね。日本のカブトムシよりもずっと大きいものがウジャウジャしています。
有名どころだと、東南アジアが生んだ最凶のカブトムシとの呼び声の高いコーカサスオオカブト、南米王者で世界最大のカブトムシといわれるヘラクレスオオカブトなどなど。
その一方で、ヨーロッパや北米にはあまりカブトムシの種類は多くないです。
また、アフリカはカブトムシよりもハナムグリのほうが栄えているそうで、地域によって特色があるんですね~。

ハナムグリって言われてもよくわからないですよね。
「ハナムグリ」でググるといろいろ出てきますが、コガネムシのなかまです。
日本には小型のものしかいないんですが、世界には超大型のハナムグリもいっぱいいるようです。
ゴライアスオオツノハナムグリとかは、デカくてビビります。
まとめ
- 日本の本土で見かけるいわゆる「カブトムシ」は1種類しかいない
- 沖縄や屋久島や種子島のカブトムシは本土のものと比べてツノが短い
- 世界には1,600種類のカブトムシがいる
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