とりあえずこの“エサ”で! ~初心者のためのカブトムシの昆虫ゼリー比較~

カブトムシ飼育道具

さて、今回は、具体的にどんな昆虫ゼリーを買うかについてのはなしになります。

「ネットで検索すると昆虫ゼリーがたくさん出てくるので、どれがいいのかよくわからない」
「昆虫ゼリーの味の違いって重要なの?」
「とりあえず、どの昆虫ゼリーを買えばいいのか早く知りたい」

そんな疑問やお悩みをお持ちのかたも多いのではないでしょうか。

今回の記事は、そんなひとたちが昆虫ゼリーを具体的に購入するときの参考になれば嬉しいです。

今回の記事では、ワタクシがいくつか実際に購入して使ってみたものについてレポートします。

別な言い方をすると、ワタクシが使ったことの無いものはレポートに含まれませぬのでご了承ください

以前、別の記事でも書きましたが、昆虫ゼリーの形状に違いがあります。

そのため、エサ台の形や大きさがあっているかを確認することが最初のポイントになります。↓

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結論
  • ゼリーの味の違いによる喰いの違いはほぼない
  • ゼリー1個あたりの価格が安いものを選ぼう! コスパ最強はダイソー!!!
  • カップの形とエサ台の大きさ・形が合っているか確認を忘れないように

ド素人&初心者のワタクシなりの経験から、汚れると掃除が面倒なので「昆虫ゼリーはカップタイプに限る」という結論になっております。

この記事では、カップタイプのなかの「ワイドで浅いタイプ」と「狭くて深いタイプ」の2パターンについて、ワタクシが実際に購入したものを比較します。

見ていただけるとわかるのですが、
・Amazonをよく使う
・ダイソーもよく使う

というワタクシの生活スタイルで選んでおります。

カブトムシは、ゼリーの味の好みがあるのか

ネットで調べると、「カブトムシの個体ごとに味の好みがある」というようなことが書いてあったりするんですね。

実際に、昆虫ゼリーにも「黒糖」「フルーツ」「ヨーグルト」などなど、いろんな味のものが販売されてます。

これまでのワタクシの飼育経験のなかでは、同じケースに複数の風味のゼリーを入れておいたときに、「どれか特定の風味のものだけ喰いが悪い状態がつづく」ということはありませんでした。

ワタクシはひとつのケースに複数のカブトムシを飼っていたから、というのも影響している可能性は大いにあるのですが、正直なところゼリーの味について気にする必要はないというのがワタクシのいまのところの結論です。

味以外に 昆虫ゼリーにどんな違いがあるのか

では、昆虫ゼリーの味のほかには何か違いがあるのかについてですが、「成分」と「価格」くらいしか思いつかないワタクシです。

以前、ほかの記事でも書きましたが、成虫にエサをジャンジャン与えても大きくはならないようなので。
ただ、栄養不足で寿命が縮むと困るので、カブトムシの好みに合わないやつは避けたいところです。

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昆虫ゼリーの成分

昆虫ゼリーのパッケージや商品を紹介するページを読むと、いろいろ書いてあるんですよね。

でてくるキーワードとしては「プロテイン」とか「トレハロース」とか。

ワタクシの結論として、素人&初心者的にはノーケアでOKよん♪ というところなのですが、豆知識として超概要だけを補足します。

プロテインについては、メスがたまごを産むときの産卵促進・体力回復などを意図しているようですが、どのくらい効果があるのかはワタクシにはよくわかりません。

トレハロースについては、カブトムシのエネルギー源となるブドウ糖らしいです。
ただ、これってワタクシが実際に購入した昆虫ゼリーにはすべて入っていました。
「トレハロース配合!!!」というのは、人間でいうならば「朝ごはんには白米が出ます!!!」といっているのに近いのかな~ というのがワタクシの感想です。

まぁ、プロテインとかトレハロースが入っています!といっても、何グラム入っているかもよくわからないので、ワタクシ的には成分についてはほぼ気にしていません。

昆虫ゼリーの価格

カブトムシ飼育にはなるべくおカネかからないほうがいいですよね。

飼育ケースとか登り木とかは“初期投資”の観点も重要でしで、単純に価格だけで選ぶとよくないなと思っておりました。
例えば、
「コバエが出ると面倒なるので、少しくらい値段が高くてもコバエ防止の飼育ケースにしよう」
というようなことです。

いっぽうで、昆虫ゼリーとか昆虫マットはいわゆる“ランニングコスト”なわけですね。
どんどん消費して、そのつど買い足さなきゃならないものです。

そうすると、数百円の価格差がボディブローのように響いてくるだろうとワタクシ考えました。

というわけで、昆虫ゼリーでワタクシが最も重視しているのが“コスパ”(コストパフォーマンス)です。

コスパ指数 = ゼリー1個あたりの価格 = 一袋あたりの価格 / 一袋あたりの個数

ワタクシの場合、勝手に“コスパ指数”と呼んでいるゼリー1個あたりの価格で選んでいるといっても過言ではありません。

「1円でも安く!」というほど気合入れているわけではなく、コスパ指数が10円/個を下回ればまぁいいんじゃないかなという程度で選んでいます。

何個入りの昆虫ゼリーを買えばいいのか

「20個入りとか100個入りとかいろいろあるんだけど、自分の場合は何個くらい必要なのかワカラナイ」

というかたいらっしゃると思います。

カブトムシを何匹飼っているか、カブトムシの食欲はどのくらいか、エサの交換頻度はどのくらいか、などによるので一概には何とも言えませんが、ワタクシの場合は“カブトムシ1匹あたり1日1個”というのが消費量の目安です。

ただ、同一ケースに入れているカブトムシの数に応じて少し修正を行っています。
例えば同じケースに8匹入れているときは、ゼリー8個だと入れすぎなので6個にしてみる とか。

なお、カブトムシの食欲についてですが、成虫になりたての頃はすごく元気でエサもジャンジャン食べるのですが、日がたつについれて食べる量が落ちていくように見えます。

ざっくりと“カブトムシ1匹あたり1日1個”を目安としつつ、ご自身のカブトムシの食欲をみながら必要なゼリーの個数を微修正していただければよいと思います。

なお、昆虫ゼリーは日持ちしますので翌シーズンに持ち越せます。
余ったゼリーは次の世代のカブトムシのエサとして有効活用できます。

実際に購入したことのある昆虫ゼリー

以下は、実際にワタクシが購入してカブトムシに与えたことのある昆虫ゼリーです。
どれもカブトムシがジャンジャン食べてましたし、何も問題なく飼育できております。

これまでもワタクシ何度もリピート購入してますので、参考にご紹介いたしまする。

なお、ECサイトだと価格が変動しますので、タイミングによっては割高になったり割安になったりします。
コスパ(1個あたり価格)は、ご自身で電卓で計算するなどして確認するのをお忘れなく。

サムライフラット55(マルカン)

まず一つ目にご紹介するのは、マルカンさんの サムライフラット55 です。
25個入りタイプもありますが、55個入りのほうがお得です。

味が異なる“フルーツ農園”というタイプもありますので、ご自身でお好きなほうを選んでいただければよいです。

ワタクシが購入したときのコスパ指数は「6.4円/個」で十分なレベルです。

ワイド&浅型タイプで、カブトムシの“喰い”もまったく問題なしです。

タイプワイド&浅い
原材料砂糖・トレハロース・増粘安定剤(カラギーナン)・酸化物(クエン酸・クエン酸ナトリウム)・香料・着色料(赤色2号・カラメル色素)
個数55個
価格
(カブトパパ購入時)
353円
コスパ指数(1個あたり価格)6.4円/個

ワイドカップ 樹液の森 100P(フジコン)

二番目にご紹介するのは、フジコンさんの ワイドカップ樹液の森 です。
100個入りなので、大量飼育においてもしばらくエサに困ることなし!

フジコンさんのHPに行くと、他の種類のゼリーになるんですが500個入り!のものがあったりします。
完全にガチのプロの方に向けたやつなんでしょうかね。

コスパ的には500個入りのほうがお得なんですが、わが家はゼリーの置き場所の確保が難しいことから100個入りが現実的ということで、まだ500個入りは購入したことありません。

なお、こちらの100個入りタイプでも、ワタクシが購入したときのコスパ指数は「8.8円/個」で十分なレベルです。

ワイド&浅型タイプで、カブトムシの“喰い”もまったく問題なしです。


タイプワイド&浅い
原材料グルコース・ガラクトース・トレハロース・果糖液糖・ゲル化剤・香料・酸味料・着色料
個数100個
価格
(カブトパパ購入時)
880円
コスパ指数(1個あたり価格)8.8円/個

浅型昆虫ゼリー(ダイソー)

三番目にご紹介するのは、ダイソーさんの 浅型昆虫ゼリー です。
ワタクシ的には、これまで実際に購入した昆虫ゼリーの中では、このダイソーのゼリーがコスパ最強と思っています。

足りなくなったらダイソーに行けばすぐに買えるし、20個入りだから家に置いておいても場所とらないし。

味が「フルーツ味」「黒糖味」「ヨーグルト味」などのバリエーション異なるタイプのものがありますが、どれも同じですので、ご自身でお好きなやつを選んでいただければよいです。

ワタクシが購入したときのコスパ指数は「5円/個」で最強レベルです。

ワイド&浅型タイプで、カブトムシの“喰い”もまったく問題なしです。

ダイソーに昆虫ゼリーを買いにいって売り切れだとすごくガッカリするんですね。
お願いしますダイソーさん! 今後も昆虫ゼリーの販売をぜひ続けてくださいませ!!!

タイプワイド&浅い
原材料ブドウ糖果糖液糖、砂糖、ゲル化剤(増粘多糖類)、PH調整剤、酸味料、香料、着色料、トレハロース
個数20個
価格
(カブトパパ購入時)
100円
コスパ指数(1個あたり価格)5円/個

プロゼリー(KBファーム)

四番目にご紹介するのは、KBファームさんの プロゼリー です。
上記でご紹介した3件と違い、“狭くて深いタイプ”のゼリーです。

登り木のエサ用の穴にワイドタイプが入らないので狭くて深いタイプがほしかったんですね。
あと、“プロテイン”という言葉に惹かれて、何となくよさそうだなと。

ワタクシが購入したときのコスパ指数は「10.1円/個」で少し高めです。
プロテイン入りということが影響しているんでしょうか。

こちらもガチのブリーダーの方に向けたと思われる、1500個入り!!!みたいなやつがありまして、それだとコスパ指数も10円未満になりそうです。
わが家だと消費できないので無理ですが。。。

狭い&深型タイプで、カブトムシの“喰い”もまったく問題なしです。

タイプ狭い&深い
原材料- (情報なし)
個数100個
価格
(カブトパパ購入時)
1,010円
コスパ指数(1個あたり価格)10.1円/個

まとめ

  • ゼリーの味の違いによる喰いの違いはほぼない
  • ゼリー1個あたりの価格が安いものを選ぼう! コスパ最強はダイソー!!!
  • カップの形とエサ台の大きさ・形があっているか確認を忘れないように

↓カブトムシ関連記事をこちらにまとめました。 よろしければご覧ください。https://kabutopapa.com/summary-of-beetle-breeding/

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