さて、今回はカブトムシ飼育における必需品である「コバエ対策機能つき飼育ケース」についての話です。
「コバエ対策が大事なのはわかったけど、どんなケースがあるのかわからない」
「コバエ対策機能付きケースの中で、どれを選べばいいのかわからない」
飼育ケースを探すのも一苦労ですよね。
ワタクシもネットの記事を見て、
「コバエ対策が大事なことはわかった。」
「防虫シートの他に、飼育ケース自体にコバエ対策機能があるのもわかった。」
「でも、ネットで見ると何種類かケースあるんだけど、何がどう違うのよ?」
というふうに悩んでおりました。
今回の記事を読んでいただければ、コバエ対策機能付きの飼育ケースの違いについておわかりいただけると思います。
個人的には、SANKOのクリーンケースが最もおすすめ。
コバエ対策機能付きの飼育ケースもイロイロあるようですが、とりあえずワタクシの独断と偏見で以下の3つについて比較してみました。
・クリーンケース (SANKO) ・コバエシャッター (シーラ ケース) ・クリアースライダー (シーラ ケース)
コバエ侵入防止機能はもちろんあるんですが、それ以外の観点として、、、
- 観察のしやすさ
- フタの開け閉めやお手入れのしやすさ
- サイズのバリエーション
などについても比べてみました。
クリーンケース(SANKO)
一つ目は、SANKOのクリーンケース。
特徴まとめ
コバエ防止スタイル: フタの通気口を細くすることでコバエの往来を防止 フタが透明: 青い色がついてるが透明なので、真上からも観察できる フタの開閉: フタの両サイドのロックを解除・セットして開閉
まず、全体像はこんな感じです。(Amazonから届いてすぐの写真なので、2個重なっています)

フタの両サイドに細長く複数の通気口があります。

↑こちらの特徴のは、フタが透明であること。
これまでに使用していたフタが網目状の飼育ケースだと、網越しなので真上からだと少し見づらいんですよね。
しかも、防虫シートをフタとケースの間に挟むと、真上からだと全く中が見えなくなってしまいます。
その点、このケースは真上からでも中がよく見えるので、初めて使ったときは感動しました。
フタの両サイドに濃い青色のロックがあります。
解除(↓左図)するとフタが外れます。
普段はロック(↓右図)しておくと、フタが外れません。


サイズのバリエーションは以下のとおりです。
SS: 幅18.5cm x 奥行11.0cm x 高さ15.0cm
S : 幅23.5cm x 奥行15.5cm x 高さ18.5cm
M : 幅30.5㎝ x 奥行19.5cm x 高さ23.2cm
L : 幅37.5cm x 奥行22.0㎝ x 高さ28.0cm
XL: 幅42.0cm x 奥行26.5cm x 高さ32.8cm
コバエシャッター(シーラ ケース)
二つ目は、コバエシャッター。
特徴まとめ
コバエ防止スタイル: フタの上部に穴をあけ、さらに不織布を挟んだ小型のフタを設置 フタは半透明で柔らかい: タッパーのような素材で柔軟性あり。色は半透明。
まず、全体像はこんな感じです。


ケースのフタですが、上部にさらに小さいフタ(コバエ侵入防止用)がついています。
この小さいフタは、単に乗せているだけ(ロック機能などは無し)なので、大きいフタをひっくり返すとすぐに落ちます。

このコバエ侵入防止用の小さいフタですが、フレームの間に不織布を挟むことで、空気は通すけどコバエは通さないという構造になっています。



フタの素材は柔らかいので、ぐにゃっと曲がります。

フタの素材の硬さ・柔らかさのイメージとしては、タッパー(料理で作り置きのものを入れておく入れ物)の硬さに近いです。
↓タッパーの硬さのイメージです。(下の画像はコバエシャッターとは関係ありません)

サイズのバリエーションは、以下の通りです。
タイニー:幅10.5cm x 奥行10.5cm x 高さ 9.3cm
ミニ: 幅18.0cm x 奥行11.0cm x 高さ14.5cm
小: 幅23.0㎝ x 奥行15.3cm x 高さ17.3cm
中: 幅29.8cm x 奥行19.5cm x 高さ21.0cm
大: 幅37.0cm x 奥行22.1cm x 高さ24.0cm
クリアースライダー(シーラ ケース)
三つ目はクリアースライダー。
特徴まとめ
コバエ防止スタイル: フタの周囲にコバエが往来不可能なサイズの通気口を作成 フタが透明: ケースと同じく透明なので、真上からも観察できる フタの開閉: フタのロックを解除・セットして、スライドさせることで開閉 その他: 仕切り板が付属
まず全体像はこんな感じです。
透明なので、真上からでも中がよく見えます。
仕切り板は取り外すことが可能です。

フタの片側にロックがあります。
ロックを解除してからフタをスライドさせると外せます。




フタの周囲に小さな窪みが作られていて、通気口の役割を果たしています。



サイズのバリエーションはノーマルとラージの2種類。
ノーマル: 幅18.1cm x 奥行12.4cm x 高さ10.2cm
ラージ: 幅26.7cm x 奥行18.7cm x 高さ15.9cm
総評
以上の3点を実際に使ってみての感想です。
まず、コバエ防止機能は素晴らしい! その一言に尽きる。
単にコバエの発生を防止するだけじゃなくて、飼育ケースの乾燥も抑えられるので霧吹きの手間が減ります。
(ワタクシは、コバエ防止機能の飼育ケースにしてからは、霧吹きやったことないです。)
んじゃぁ、ぶっちゃけどれが一番いいの?という点ですが。。。
フタの開け閉めのしやすさという観点だと、ワタクシ的にはクリーンケースが最もやりやすかったです。
(ロックをカチッと解除して、パッとフタを外せる感じが最もラクでした。)
透明なフタで、真上からでも中がよく見える、という点だとクリーンケースとクリアースライダーが良いです。
大きいサイズのケースがある、という点だとクリーンケースとコバエシャッターが良いです。
というわけで、ワタクシの飼育スタイルの場合にはSANKOのクリーンケースが最もあっているというのが現状の結論であります。

↓カブトムシ関連記事をこちらにまとめました。 よろしければご覧ください。https://kabutopapa.com/summary-of-beetle-breeding/
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