カブトムシを飼うか迷っているひとへ 〜カブトムシ飼育をはじめるメリット&デメリット〜

カブトムシ

お子さんがカブトムシが大好きだと、
「本物を見せてあげたい」
と思ったことがありませんか。
あるいはお子さんに
「カブトムシがほしい」
と言われ、カブトムシを飼育するか迷うことがあるかもしれません。

「子どものよろこぶ顔が見たい」

「でも、カブトムシの飼育って面倒くさそうだから迷うなぁ」

今回の記事が、カブトムシを飼おうか迷っているかたの参考になればと思います。

この記事の要点
  • 本物に触れることで経験や思い出になり、家族の会話が増えるかも。
  • 不安なひとはオス1匹から始めてみるのがいいのでは。
  • 目的をよく考え、カブトムシ飼育以外の選択肢を考えてみてもよい。

カブトムシ飼育でどんないいことがあるか

カブトムシ飼育を検討する理由は
「お子さんがカブトムシ好きだから」
という場合が多いのではないでしょうか。

もちろん、大人の趣味としてカブトムシ飼育に真剣に取り組むひともいるでしょう。

あるいは、育てたカブトムシを売って金儲けする野望をお持ちのかたもいるでしょう。

しかし、このブログは
「子どもをよろこばせたい」
という目的に沿った内容となっています。

カブトくん
カブトくん

本ブログは
「かんたんにカブトムシ飼育をはじめよう」
というスタンスです。

完璧でないやり方が含まれる点はご容赦ください。

その1:子どもに“本物”に触れる経験をさせられる

図鑑や動画を見るのと実際に本物を見て触るのでは、得られる情報量がぜんぜん違います。

カブトムシを自分の手で持つ場合でも、
動き回ってなかなか捕まえられなかったり、
のぼり木を掴んでいる脚が離れなかったり、
手の上で動き回ってくすぐったかったり。

図鑑や動画では経験できないことがたくさんあります。

カブトくん
カブトくん

そのほかにも、ケンカするところみたり、エサを食べているところをみたり。
自宅で飼育しているからこそ経験できることがあります。

その2:親子のコミュニケーションが増える

親子の会話のテーマにカブトムシが追加されます。

「カブトムシ元気にしてるかな?」
「いっしょにカブトムシのエサ交換しよう」
「カブトムシってどうして●●なの?」
などなど。

カブトくん
カブトくん

自分から話をしたり、子どもから話しかけられたり。

家族の会話のきっかけに活用できます。

その3:子どもから「すごい」と思われる

カブトムシ飼育ではいろいろやることがあります。
道具を揃えたり、エサや土の交換をしたり。

大人にとっては簡単なことでも、子どもは「すごい」と感じることがあります。
子どもからの「カブトムシってどうして●●なの?」という疑問に答えると、大人の知識に尊敬の念を抱きます。

また、親が何かに真剣に取り組んでいる姿をみて、子どもは「カッコいい」と思うものです。


カブトくん
カブトくん

ときどき豆知識を披露するのもよいです。

「カブトムシが▲▲なのは■■だからなんだよ」

「えっ、しらなかった!」

というような会話が増えると楽しいです。

カブトムシ飼育で必要なこと

実際に本物のカブトムシを飼うにはどんなことが必要になるのでしょうか?

以下ではカブトムシ飼育について、
最初にどんな準備が必要なのか?
その後どんなことをする必要があるのか?
などについて解説します。

カブトくん
カブトくん

この記事では、成虫のかんたん飼育を解説しています。

産卵や幼虫飼育については以下の記事を参考にしてください。

飼い始めるための準備

まずは、生きているカブトムシが必要ですね。(当たり前ですが)
また、カブトムシの家となるような飼育道具も準備しないといけません。

カブトムシ(個体)

自分にあった方法で手に入れましょう。

自分で捕まえる
お店で買う
ネットで買う
誰かからもらう
など、お好きな方法で。

何匹飼うか迷ったら、、、

  • とにかくかんたんに始めたいならば、オス1匹から
  • オス同士のケンカを見てみたいなら、オス2匹以上
  • 産卵させて幼虫も育てたいなら、オスとメスを1匹以上

カブトくん
カブトくん

迷ったら、オス1匹からですね。

途中で追加してもいいですし。

飼育道具

カブトムシの「家」を準備するには、
飼育ケース、エサ、マット、のぼり木
を調達しましょう。

飼育ケース

一般的なのは透明な本体が透明で、上部に取り外し式の網目状のフタがついたものです。
ホームセンターやネットで買えます。
小型のものであれば100円ショップでも買えます。

カブトくん
カブトくん

同時に飼育するカブトムシの数に応じて、ケースの大きさを選びましょう。

エサ

“昆虫ゼリー”という人工のエサがおすすめです。
ホームセンターやネットで買えます。

100円ショップだと20個入り100円のものがありました。

昆虫ゼリー

カブトくん
カブトくん

フルーツでも可です。

その場合、リンゴやバナナなどがよいです。
スイカだと水分が多すぎます。

マット

カブトムシは休むときは土の中に潜ります。
また、メスは産卵時に土の中に潜ります。

そのため、プラスチックケースの中になにか敷く必要があるんですね。

“昆虫マット”という人工の土がおすすめです。
昆虫ゼリーと同じく、ホームセンターやネットで買えます。

オスしか飼わない、
たまごを産ませるつもりがない、
という場合は、おがくず、木片、キッチンペーパーなどで代用することも可能です。

カブトくん
カブトくん

すぐ逃がしてあげる場合などは、無理して昆虫マットを買う必要ないですね。

のぼり木

カブトムシが転倒したときときに掴まれるよう、木の枝や木片などを入れます。

こちらもホームセンターやネットで買えます。
100円ショップでも見かけました。

カブトくん
カブトくん

近所の公園などで木の枝を拾ってくれば0円で済ませられます。

ただし、ダニなどが付着している可能性があるので要注意です。

日々やること

カブトムシは意外と生命力が強く、1日~2日くらいほったらかしても死んだりしません。

やることは、

  • エサが減ったら交換する
  • おしっこなどでケース内が汚れたら掃除する

です。

エサ交換とケースの掃除は、できれば毎日やるとよいです。
しかし、ご自身のライフスタイルや気合の入れ方に応じて柔軟に調整すればよいでしょう。

カブトくん
カブトくん

エサの交換頻度は、エサの減り具合によります。

例えば、
エサの交換は2日に1回、

ケースの掃除は1週間に1回

だとしても、それが原因でカブトムシが死んだりしません。

注意点

その他に、あとで「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないための注意点です。

コバエやダニが発生することがある

カブトムシを飼育により、コバエやダニの発生リスクがあります。

対策を行うことでリスクは下げられますが、ゼロにはできません。
コバエやダニが気になるかたはご注意ください。

カブトムシの寿命は短い

カブトムシの成虫の寿命は、羽化(さなぎから成虫になること)から1~3か月程度です。

店やネットで買ったり野外でつかまえた成虫は、いつ羽化したものかわかりません。
みなさんが成虫を入手した時点で、すでに羽化後2ヶ月なんて場合もあるかもしれません。
なので、入手後すぐに死んでしまう可能性の考慮が必要です。

カブトくん
カブトくん

ネットで、
「買ったカブトムシがすぐに死んだ」
という内容をみることがあります。

上記のような事情も関連しているのかもしれません。

子どもが飽きてしまう可能性

ペット飼育全般にあてはまる話ですが、子どもの興味って長続きしないことがありますす。

飼い始めの頃は熱心に世話をしていても途中から徐々に興味が薄れ、結局は親が世話をする可能性があります。

カブトくん
カブトくん

犬や猫とちがって寿命が短い(せいぜい1〜3ヶ月)ので、リスクは限定的ではあります。

旅行などで長期間不在にする場合の考慮

カブトムシの旬の時期は、子どもの夏休みとモロに重なります。

家族旅行などで長期間自宅を空ける場合、カブトムシの世話をどうするかという問題が出る可能性があります。

カブトくん
カブトくん

旅行に一緒に連れていくか、誰かに預けるか。

逃がしてあげるという手もありますが。。。

1〜2日なら家に置いておくことも。

その他

ひと夏だけ飼うか、もっと長く飼うか

先ほども述べたとおり、カブトムシの成虫の寿命は1~3か月です。

まずは、この期間だけ成虫を飼うことから始めるのがよいと思います。

そのあと興味があれば、幼虫から育てたり、たまごを産ませたり、更なるステップアップも可能です。

カブトくん
カブトくん

いつでもやめられるよう、気合い入れすぎずにはじめてみるのがよいと思います。

飼育以外の選択肢について

カブトムシ飼育は、

  • 子どもによろこんでもらう
  • 本物に触れる経験を子どもに提供する

といった目的を達成するための“手段”に過ぎません。

カブトムシ飼育に対して懸念が払拭されない場合、他の手段も考えてみてもよいでしょう。

“子どもによろこんでもらう”ならば、おもちゃや本をプレゼントするという手もあります。

“本物に触れる経験を子どもに提供する”のであれば、各地で開催されるカブトムシふれあい展に参加するという手があります。
ネットでイベント情報を調べて行ってみてはいかがでしょうか。

カブトくん
カブトくん

毎日カブトムシを世話するような情熱が沸かない場合、飼育以外の選択肢を考えてみるといいかもしれません。

まとめ

  • 本物に触れることで経験や思い出になり、家族の会話が増えるかも。
  • 不安なひとはオス1匹から始めてみるのがいいのでは。
  • 目的をよく考え、カブトムシ飼育以外の選択肢を考えてみてもよい。

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